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女性の水虫、発症までのプロセスを検証

2020年01月12日

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚に感染することにより起こる疾患です。

白癬菌は高温多湿な環境を好み、繁殖します。
水虫は男性の疾患だと思われがちですが、最近では女性の水虫も増加傾向にあります。
ブーツやストッキングを長時間履いているとムレた状態が続き、白癬菌の好む高温多湿な環境を招く為、女性でも水虫を発症しやすくなるのです。
また、水虫は高温多湿な環境だけで繁殖するのではなく、人の皮膚に含まれる白癬菌が皮膚に触れることによっても感染してしまいます。

感染しやすい場所としては、多くの人が素足で歩く事が多い温泉やプール。
また、家族に水虫の人がいると、家庭で感染する場合もあります。

ただし、白癬菌が付着してからすぐに感染・発症するわけではありません。
白癬菌が皮膚に付着して感染するまでには約2日ほどの時間がかかると言われています。

皮膚の表面に白癬菌が付いていても、石鹸などを泡立てて洗えば十分取れて感染を防ぐ事ができますので、毎日の入浴の際には足底もしっかりと洗うことを心がけましょう。

なお、水虫は主に3つのタイプに分けられます。

1つ目は、「趾間型(しかんがた)」と呼ばれるタイプで足の水虫の半数がこのタイプで、足の指間に発症しやすい水虫です。
足の指の間の皮が剥けたり、赤くなったり、白くふやけていくのが特徴で、かゆみを強く伴います。

2つ目は、小水疱型(しょうすいほうがた)と呼ばれるタイプで、足の裏・土踏まずに発症しやすいです。
足の付け根に赤い水疱(水ぶくれ)ができるのが特徴で、激しいかゆみを伴います。
水疱は無理に潰すとただれる場合があるので注意が必要です。

最後は「角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)」と呼ばれるタイプの水虫で、足のかかとによく発生します。
症状はかかとの角質が白っぽくガサガサになるのが特徴です。
乾燥などによる「ひび割れ」などと症状が似ているため水虫だと気付かない人が多く、かゆみをほとんど伴いません。

よく見て!あなたの足も水虫予備軍かも

ブーツを長時間履いているとムレて臭う、ストッキングを履こうとしたら、足のかかとがガサガサでストッキングが伝線してしまった経験はありませんか。
もしかすると、女性の間で増加傾向の「かかと水虫」かもしれません。
かかと水虫は、かかとの分厚い角質の中に菌が住み着く為、なかなか治りにくい水虫の一種です。
かかと水虫の主な症状は、かかとの角質が硬く厚くなり、ひび割れなどを起こし皮膚がむけるのが特徴です。

症状が乾燥や加齢による、かかとのガサガサにに似ている為、水虫だと気付かない女性が少なくありません。
なお、かかと水虫は単体で発症する事は少なく、最初は足の底や指の間に発症し、放置した結果、かかとまで菌が進行している事がほとんどです。
足の指の間にジュクジュクした皮膚のふやけがなくても、皮が剝けて赤くなっていたり、亀裂が入っていたりすると水虫予備軍の可能性があります。

また、水虫だからといってかゆみが必ず伴うとは限りません。
足の付け根に小さな水疱ができていたり、かかとをいくら保湿しても全くガサガサが改善しないといった場合は、症状が進行する手前の段階である場合もあります。
水虫は悪化すると日常生活に支障をきたす場合もあります。
その為、水虫予備軍の症状を見逃さず、早めに水虫の治療を行うことが大切です。

基本的に、水虫は外用薬を塗って治療しますが、治りにくい水虫の場合は、内服薬を処方される場合もあります。
外用薬には、クリームタイプの治療薬がよく使用されており、指の間などにもしっかりと塗る事ができます。
その他、ベタつきが気になる場合は、液体やスプレータイプの外用薬も存在しているので、症状や好みに合わせて治療薬を選びましょう。